吉野家の牛丼がアメリカ産牛肉にこだわる訳

牛丼以外にも見せる吉野家のうまさへのこだわりです。

 

 

牛丼に使用する部位は「ショートプレート」と呼ばれる穀物肥育牛のばら肉で、生産量の関係から主に米国産を中心に使用していますが、オーストラリアでもそれを生産しているので、以前から現在に至るまで、少ない割合ではあるが牛丼にも豪州産牛肉を使用している(牛肉総使用量の内、豪州産の割合は牛丼休止前:1%前後、牛丼販売再開後2006年(平成18年)時点:10%程度)。

 

 

吉野家は必ずしも米国産牛肉にこだわっているわけでもなく、「“安い・美味い・早い”が実現できる牛肉(ショートプレート)を、他に安定供給してくれるところがあったら米国産牛肉ではなくてもいい」との見解を示しています。

 

 

ただ、その条件を実現できる産地はアメリカのみで、それ以外は絶対的に不足する状況のため、結果的に米国産牛肉の割合が大多数を占めています。

 

 

さらには安全性を考えた際、アメリカでと畜・販売される牛肉は「特定危険部位(SRM)の除去」で「安全」が担保でき、30ヶ月齢以下の牛肉は「安心」して食べることができます。

 

 

「安全」の保障として「特定危険部位の除去」をし、「安心」の確保のために若い牛(30ヶ月齢以下)のみの輸入を行うことで、「安全」「安心」は充分に確保できるものと考えています。